8年くらい前の話しである。
数次旅券の期限が切れそうだったので、
当時新宿にあった
埼玉領事館(埼玉県情報センター新宿2005/3/31廃止)
へ申請に出かけた。
鳴り物入りで登場したこの埼玉領事館、昨年閉館したらしい、
今の今まで(このblog書くまで)知らなかったが。
当時は、新宿に勤める埼玉都民であったので、
この埼玉領事館はとても都合の良い施設であった。
いままで持っていた旅券は5年有効の数次旅券であった。
(1995年まで、1次旅券(一回こっきり使い捨て)と
数次旅券(5年有効)しかなかったのだ。
昔は海外旅行は高嶺の花で、そんなに頻繁に行く人もいなかった
のだが、次第に時の流れで海外旅行が安く当たり前になり、
ニーズに合わなくなって変更されたのだ。)
私も海外旅行には年に1度は行っていたので、5年旅券では
あっという間に次の申請が来て不便だと思い、
今度は
10年旅券を取ろう!と書類を揃えてお昼休みチョット前に
会社を抜け出して(Lタワーまで徒歩5分)埼玉領事館へ向かった。
あまり利用する人がいないようで、窓口はガラガラであった。
早速、申し込み書類に詳細を記入し、必要書類とともに窓口へ。
さて、これで1〜2週間後には新しい旅券が来る。
書類をチャックしすんなり手続きは終わるはずだった...。
が。
事は総簡単に運んでくれなかったのである。
窓口に座り、めがねっ子のお姉さんに書類を渡すと一言。
受付嬢:「10年旅券で本当によろしいのですか?」
は?(・。・; 少々面食らいながらも、
私:「ええ、10年旅券がいいんです。」
受付嬢:「未婚の方ですよね?」
私:「はい、そうです。」
そこに書いてあるじゃん、見りゃ解るでしょうが。
受付嬢:「5年にした方がいいのでは?」
私:「???、いえ、10年旅券がいいんです。」
受付嬢:「一度発行すると、結婚して姓が変わっても、それを理由に
(パスポートの)切り替えできませんよ?」
私:「え〜?そうなんですか。」
「まあ、当分、結婚する予定ありませんから、いいです。」
結婚になどまるで興味が無のない私には、どうでもよかったんである。
それに、万が一そうなったら、そのときゃその時だ。
だいたい、結婚して姓が変わっても切り替えできない身分証明書とは
おかしな話なのであるが、そういうことになっているなら
窓口でごちゃごちゃ言ったところで何もかわらないので、聞き流す。
受付嬢:「10年ですよ?そんなこと解らないじゃないですか。」
「年齢的にみたって、これから結婚なさる可能性は、
十分ありますよね。」
私:「まあそうですが、そのときはその時です。」
受付嬢:「その場合、この旅券に名前を上から訂正して使わなくては
ならなくなりますよ。」
私:「構いません。」
受付嬢:「その場合、海外のイミグレで、訂正理由を聞かれた場合
その国の言葉で説明しなければ、いけなくなりますよ?」
私:「構いませんから10年旅券でお願いします。」
受付嬢:「ほんとによろしいんですか?説明大変ですよ?」
あ〜!もう!
いいってば。
私:「構いませんから、10年旅券にしてください。」
と言うような押し問答をしばらく続けたのである。
親切から言っているのは、よく解るのであるが、なぜそこまで
食い下がる?その場になって困るのは私であって、貴方ではない。
しかも、全部説明を聞いた上で、良いと言っているのに、
そこからまた更に食い下がられてしまったのである。
そこまでくると、余計なお世話である。
いくら後ろが居ないったって、5分以上押し問答したのである。
だいたい、なくした事にして新たに発行することも可能だし、
旅行の申し込みを旧姓ですればいいだけではないか。
あれから随分時が経ち、この間の
リビア旅行で、
ふと旅券の有効期限が気になったところでこのやり取りを思い出した。
ちなみに私はまだ社会制度の言うところの未婚である。
(事実婚のようなものであるが。)
相変わらず、結婚という社会制度には興味が無いのである。